新型コロナウイルスのワクチン接種完了率が8割を超えたシンガポールが、深刻な市中感染者急増に見舞われている。
経済への打撃が大きいコロナ根絶戦略から、「コロナとの共存」に向けて行動制限緩和に切り替えたところ、早くも試練に直面した。
人口約570万人の同国で、新規感染者は12日まで3日連続で500人を超えた。
人口比で考えると日本で1万人超に匹敵する。
ワクチン接種者を対象に1組5人までの外食を認めるなど、厳格だったコロナ制限を一部緩和したのが響き、感染者が8月下旬から急増し始めた。
ワクチン接種完了率は81%と「恐らく世界一の水準」(オン保健相)に達し、満を持して緩和に着手したはずだった。
しかし、感染力が強いデルタ株が生鮮市場や商業施設を通じて拡散。
期待された集団免疫はいまだ獲得されておらず、保健省は「接種率9割を大幅に超えないと獲得は難しい」と悲観的だ。
それでも、ワクチン接種浸透により重症化リスクは着実に低下。
政府はコロナ共存をにらみ、感染者が出ても重症者が増えなければ規制を緩めていく出口戦略を描く。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a127ceb2f9919ee4b9bed304df1a62855be3518d
(9/13 ヤフーニュース)
どうやら日本も同じ道を歩みそうです。
政府は希望者すべてにワクチン接種が終わる10~11月をめどに、宣言中でもワクチンパスポートや陰性証明のある場合は行動制限を緩和するという検討をしています。
つまりは結果的にシンガポールをはじめ他のワクチン接種が進んだ国と同様、感染者数は減らないと思われます。
また、感染力や致死率など詳細がはっきり解明されていない変異種もかなり多く出てきており、新型コロナはこの先長期にわたり付き合っていくことになりそうです。
2021年09月14日
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください