2021年08月06日

政府、コロナ対策失敗を、国民の命を犠牲にすることで終息させるのか!

7000人もの医療関係者を五輪に確保し、「国民の重症者以外は自宅療養」の無責任っぷりの政府菅政権。
五輪も終盤になり、色々と諸問題はあったにせよ何とか無事に終われそうですが・・・

軽症者自宅待機の危険性はアメリカ医師会論文が早くから警鐘を鳴らしている。
アメリカの論文では軽症者を隔離入院させないと感染が収まらないというデータが出ている。

今回の菅首相の入院トリアージの発言は、行き当たりばったりのコロナ対策が招いた失敗を、結局は国民の命を犠牲にするという指針で尻拭いしようという無残な政策だ。

中等症患者は軽症者よりも一層「突然の病状悪化」で命を落とす危険をはらんでいる。おまけに急変した時に救急車を呼んでもたらい回しされるだけで、100件目にようやく受け入れてくれる病院が現れるという悲惨な状況だ。

自宅療養すれば、当然のことながら家族に移すという危険性も孕んでいる。デルタ株の感染力なら間違いなく家族全員に感染する。

菅首相も少し前の記者会見で、「家族から移るのが一番多い」と言っているではないか。


https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/08/7000-6.php
(8/5 ニューズウイーク)


現在、東京のPCR検査の陽性者率は20%を超えている。これは明らかにPCR検査数が少ないからだ。

昨年7月、東京保険医協会のサイトに、NPO法人医療ガバナンス研究所の上昌広理事長が<日本ではPCR検査がなぜ進まないのか>という論考を載せておられる。そこでは「日本がPCR検査を絞ってきて、患者発見数を少なくさせている経緯」が詳細に観察されている。
https://www.hokeni.org/docs/2020070200078/
(日本ではPCR検査がなぜ進まないのか、NPO法人医療ガバナンス研究所 理事長 上 昌広)

また昨年4月には、さいたま市の西田道弘保健所長が記者団の取材に「病院があふれるのが嫌で(検査対象の選定を)厳しめにやっていた」と明らかにしたと日経新聞が報道している。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57947710Q0A410C2CC1000/
(2020/04/10 日経新聞)



今回の菅首相の「中等症までは自宅療養を」という指針は、「入院患者が増えると病床使用率が高くなり、医療の逼迫度が数値として高くなるので、入院患者を減らして緊急事態宣言を取り消そうという姑息な魂胆だ」とも言える。

中国では無症状感染者でさえ医療機関に入れて隔離観察を行っているというのに、いよいよ酸素マスクや人工呼吸器を付けなければならないほど重症化するまで(東京都ではECMOを使う寸前まで)「放置する」政策を日本は取っているのだ。

菅政権は尾身会長の「五輪開催を懸念する発言」を「越権」と位置付けて退け、何が何でも五輪開催へと突撃していった。

五輪を開催する国家としての圧倒的なコロナ対策をした上での強行ならば、「国民の命を第一に考えている」という「絵空事」も多少の信憑性を帯びてくるだろうが、医療資源もエネルギーも心までも、すべて選挙のために五輪に捧げているのだから、国民は納得しようもないのではないか。
あの第二次世界大戦へと突入した時の考え方と日本政府は何も変わっていない。


posted by ラッキープール at 14:54| Comment(0) | 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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