2021年11月01日

分配よりも競争・格差拡大を選んだ国民。新自由主義の維新と竹中平蔵

日本維新の会は唯一はっきりと新自由主義政策を主張していたといえよう。
新自由主義者として知られる人材派遣会社パソナの竹中平蔵会長と結びつき、社会保障としては弱者切り捨てに近いベーシックインカムを主張。
規制緩和と民営化で「小さな政府」を実現し、「経済成長」のための競争社会をつくろうとしていた。
ある議員は、「正社員」は「既得権」だと明確に言っていた。
これはまさしく竹中平蔵の持論でもあり、雇用の不安定化を進めるということだろう。
このような路線が、多くの有権者に支持されたということなのだ。

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https://www.newsweekjapan.jp/fujisaki/2021/11/post-24_1.php
(11/1 ニューズウイーク)

対抗勢力である立憲民主党・共産党・社民党・れいわ新選組は「分配」を掲げ、野党共闘から距離を置く国民民主党もまた積極財政と再分配を主張していた。
岸田自民党は選挙中にどんどんトーンダウンしていったものの、「分配」を重視し、新自由主義から脱却する穏健な宏池会路線を標榜していた。

立憲民主党や共産党、社民党、れいわ、そして国民民主党も、それぞれ自民党以上の分配政策を打ち出していた。
給付金や学費軽減、教育機関への積極投資、減税などだ。
しかし、有権者にはそのどれもが響かなかった。
響いたのは維新のコストカット・弱肉強食路線だったのだ。

率直にいえば、富裕層や有能な人間にとっては利益があるといえるだろう。
他方で多くの市民にとっては、それは生活の質を改善するものではなく、弱者やマイノリティにとっては今まで通り、誰の手も差し伸べられない政治となる。
弱者やマイノリティに手を差し伸べようと訴えた政党は敗北したのだから。

今回、維新に票を投じた人々がどのような理由でそうしたのかはわからない。
今後、投票データの分析が行われるのだろうが、現時点では何もわかっていない。
しかし、どのような実情が存在しようと、選挙結果全体から導かれる政治的帰結は、「それでも日本人は新自由主義を選んだ」ということなのだ。


今回の衆院選の維新の躍進には驚きました。
なぜ都構想の住民投票を2度否決され、さらに新型コロナでは医療崩壊、大阪府は人口当たりのコロナ死亡率がワーストであるにもかかわらず、ここまで支持されるのか。
大阪ではほぼ毎日吉村知事が在版メディアのどれかの番組に出演するというメディア戦略の徹底が大きな理由になっているのではないでしょうか。
ネット移行でテレビ離れが進んだとはいえ、まだまだテレビの力は偉大なり。
電通が儲かるわけです。

posted by ラッキープール at 18:46| Comment(0) | 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

衆院選、自民過半数。野党は維新の一人勝ち、れいわも3議席

岸田文雄首相は衆院選の勝敗ラインに掲げた与党での過半数の議席を確保したことを受け、11月10日にも第2次内閣を発足させる方針だ。
自民党は2017年の前回衆院選から議席を減らしたが、単独過半数を維持し、当初の想定の範囲にとどまった。

ただ、衆院選の陣頭指揮を執った甘利明幹事長が神奈川13区で敗北し、辞任の意向を固めた。
党の「要」の交代は今後の政権運営に影響を与える。

https://mainichi.jp/articles/20211101/k00/00m/010/036000c
(11/1 毎日新聞)

自民の幹事長が小選挙区で敗れるのは初めてらしいです。
ま、甘利氏は比例復活していますが・・・・
幹事長交代は致し方のないところかと思います。
果たして誰が・・

東京8区では石原伸晃氏が立憲の吉田晴美氏に破れ比例復活も果たせず。
石原宏高氏も小選挙区で敗れました。
もう石原ブランドは完全終了となるようです。

驚いたのは立憲の辻元清美氏が維新に完全敗北、比例復活も果たせず落選です。
今回、異常に維新の躍進が目立ちました。

野党共闘は結果的に失敗だったということになるようです。
立憲の枝野代表の交代論も出てくるのかと。
どうしても共産党との共闘というのがネックになるようで・・・
もう昔の共産党ではないんですから共産党は党名変更をすべきでしょう。

それにしても個人的には何とも後味が悪いというか、いまいち消化不良の結果でした。
国民はそんなに自民の政治を望んでいるということなんでしょうか。
投票率も55.93%で戦後3番目の低さとのことでした。
もう少し投票率が上がれば、また少し結果が変わったとは思いますが・・・




posted by ラッキープール at 10:54| Comment(0) | 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする