2021年09月20日

日本企業、「出世する人」たちは「保身クズ野郎」ばかり。デジタル庁も絶望

人事権を握る経営トップ層の顔色をうかがって、組織の暴走が止まらなくなる――。
いまそんな不祥事があちらこちらの日本企業が噴出するようになってきた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fbdbe9d5106900ff2192b1f16f2c2bbdc4893d2f?page=1
(9/20 ヤフーニュース、現代ビジネス)

積水ハウスの地面師詐欺事件、東芝のガバナンス無視の株主総会、関西電力の金銭受領問題、その他政官界間でもトップ層主導による不祥事が後を絶たない。


日本ベストセラー『2040の未来予測』の著者で、元マイクロソフト社長の成毛眞氏に聞いた。

企業は「保身オヤジ」ばかり、政府や大企業だけでなく、自治体でもそう。
しかも日本はベンチャー界隈もだんだんとおかしくなっています。
政官民ががっちりと既得権を押さえていて、そこから先は何も発展しない。


特に今、そのイメージが高まっているのが日本のITゼネコンです。
政府は、デジタル庁を作って統治機構のデジタルトランスフォーメーション(DX)を図っていますが、正直、絶望しています。


ITゼネコンは役人が無知なことをいいことに、パフォーマンスの悪いシステムを3倍くらいの値段で納品しては、その後のメンテナンスでがっぽり儲けている。

厚労省がNECらと開発した「V-SYS」(ワクチン接種円滑化システム)は、接種者の統計すらとれず、激怒した官邸があわてて作ったVRS(ワクチン接種管理システム)もまた、使い勝手の悪いタブレットをNTTドコモとNTTコミュニケーションズに押し売りされました。
マイクロソフトのサーペスやグーグルの端末を買ってきたほうがはるかに安く、良質なのに……。

何も知らない高齢者にリスクのバカ高い金融商品を押し売りしているようなもので、詐欺かと見紛うほどです。
しかし実際には、政府や自治体も騙されているというよりは、ITベンダーに利権を分配してやっているという意識が強く、その見返りに役人の再就職先が確保されていく。

コロナ禍では危機対応の感染対策が目的なのに、役所もITゼネコンも利権分配のほうに流されていき、コロナ対策に見合わないシステムが次から次へと生まれてしまう。
結局、騙されているのは国民なんですね。
政治も政権交代が起こらないから緊張感がなくなっているので、今後10年以上はこの構造は改まらないでしょうね。


おそらくデジタル庁はそう簡単には進まないでしょう。
だいたい各省庁で使っているシステムがバラバラ、富士通やNEC、NTTシステム、その他もろもろ・・・
そんでもってシステムは各メーカーすべてブラックボックス。
こんなんでどうやって出来るの?

それから菅政権で提案された「こども庁」。
これもそう簡単にはいかない。
少子化なんてかなり以前から言われてきたこと。それでも年々出生率は下がっているという事実。
また、子どもの虐待相談件数なんてのは平成2年度には年間約1000件程度だったのが令和2年度は20万件を超えています。なんと200倍!
こちらも政府が今まで専門家と称する方をそろえ対策を議論してきたにもかかわらずです。
専門家さん、今まで何をやってきたんだよ!



ちょうど衆院選目前です。
日本人なら自民党と言われてきましたが、もうそんな話は通用しません。
悪政、増税ばかり、やることなすこと国民にはマイナスで話になりません。
それでも国民はまだ高度成長期の夢を見ているのか、やっぱり自民党という方が非常に多いんですよね。
やはり同じ政党の政権が続くと利権、既得権益ばかりを増長させるだけです。

野党の支持率がなぜこんなに低いのかということも不思議でなりません。最大野党の立民でも5%とはいくらなんでも・・・
悲しいかな、とりあえず今回の衆院選での政権交代はないですね・・・


posted by ラッキープール at 11:35| Comment(0) | 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする