「この状況を考えれば、中止も仕方ありません」
「中止で支持率はマイナスになりません」
そうした声はみな退けられた。
『閣僚「五輪中止を」拒む首相』という一面記事である(朝日新聞6月25日)。
五輪の成功を背に衆院解散・総選挙に臨んで長期政権の足場を築くシナリオにかたくなにこだわっているという。
菅首相は五輪に賭けたのだ。
https://bunshun.jp/articles/-/46494
(文春オンライン)
ギャンブラー菅は勝てるのでしょうか。
五輪とは規模が違いますが、ブラジルで行われたコパアメリカでは選手や関係者多数が新型コロナ感染、またヨーロッパでのユーロ2020ではロシアのサンクトペテルブルグに応援に行ったフィンランドサポーター86人(まだサポーターすべての人数の検査は完了しておらず)が新型コロナ感染などの例が出ています。
先日、宮内庁長官は「陛下が五輪ご懸念と拝察」との会見を行いました。
一般的に五輪開会式での開催宣言は日本の場合、天皇陛下が行ってきましたが、今回の五輪に関しては調整中というばかりでどうなるかわからない状況です。
東京都では10日連続で前週の同じ曜日の陽性者数を上回っています。
政府は、まん延防止等重点措置について東京オリンピック開幕(7月23日)をまたぐ2~4週間延長する調整に入ったとの報道があります。
また政府内には「五輪無観客」論も浮上しているようです。
まだまだどうなるかわからない状況です。