南米ペルーで大流行している新型コロナウイルスの「ラムダ株」の威力はハンパじゃない。
東京五輪を機に上陸する恐れが浮上している。
ペルーは感染者数が200万人を超え、死者数は20万人に迫る。
人口10万人当たりの死者数約600人は世界最多だ。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/291235
(6/29 日刊ゲンダイ)
恐ろしいのが、ラムダ株がワクチンの効果を大幅に低減させる可能性があることだ。
WHO(世界保健機関)は感染力の強さに加え、抗体への耐性を持つ恐れを警戒。
ニューヨーク大の多田卓哉博士研究員も、これまでにない変異がみられることから、3~5倍程度ワクチンの有効性が下がる可能性を指摘している。
日本ではどうか?
検疫の陽性者全て、及び国内陽性者の検体の5~10%はゲノム解析を行っていますが、今のところ、ラムダ株は確認されていません。とのこと。
差し迫った脅威ではないという認識のようです。
ただ五輪が始まると世界200カ国以上から9万3000人が来日、ペルーなどラムダ株流行国からの入国も当然予定されています。
既存ワクチンの有効性が大幅に低下するのであれば、ワクチン接種が進んでも、ラムダ株によって感染再拡大が起きかねません。
厚労省の対応は従来通りのようですが、五輪を控え、今から、最大限の警戒を払うべきです。