事故後の施設を監視している科学者たちが、中性子線量モニターの数値が上昇していることを確認した。
中性子線量の増加は、核分裂が加速していることを示す兆候だと考えられている。
核燃料に詳しい英シェフィールド大学のニール・ハイアット氏は米学術誌のサイエンス誌に対し、このままの傾向が続けば「核分裂反応が指数関数的に加速」し、「核エネルギーの制御不能な放出」に至る可能性があるとの懸念を示している。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/05/post-96333_1.php
(5/21 ニューズウイーク)
中性子線量の上昇は緩やかであり、対処法を検討するまでに今後数年の猶予があるものと見られる。
事故から10年が経つ福島も同程度の災害規模であることから、日本も興味を示すのではないかと述べ、今後の事態に備えた先例を作れるのではないかとの見通しを示した。
福島第一もこの先とてつもなく長く、なかなか終わりが見えない状況が続きます。