綿貫民輔元衆院議長の回顧
17年の郵政解散に伴う衆院選の際、国民新党を立ち上げたが離党届が受理されず、除名された。(28年11月に復党)
「200人も反対しているのに、小泉氏は結論ありきできちんと自民党内の手続きを行わず、強権的に進めた。『自民党をぶっ壊す』と言って本当にぶっ壊してしまった」
https://www.sankei.com/politics/news/210509/plt2105090001-n2.html
(5/9 産経新聞)
■郵便貯金や簡易保険を合わせて3百数十兆円という国民の財産が国際金融市場に出て、海外に持ち出されてしまう。全国各地の郵便局は国民の財産だ。
■一番悪かったのは竹中平蔵元経済財政担当相。『お前は二枚舌どころか千枚舌だ』と出入り禁止にした。私は彼を信用できなかったが、小泉氏は信用していた。
■当時、郵政を所管する総務相は麻生太郎氏(現副総理兼財務相)。麻生氏も『竹中は信用できない』と言っており、信頼できる総務官僚を何人か寄越して情報を持ってきてくれていた。だが、それを知った小泉氏はその官僚たちを左遷した。麻生氏には文句を言ったが、なんだかんだと言うばかり。『信用できない』と思った」
■小泉改革の功績や良かった点はない。郵政民営化だけではない。強い者だけが競争に勝ち残ればいいというのが小泉改革だ。新自由主義の下で国民に競争させ、弱者を切り捨て、政治にぬくもりがなかった。
今もそれが続いています。