元日弁連会長の宇都宮健児氏が立ち上げたインターネット上の中止要望の署名は、開設から2日で22万筆(7日午後6時現在)を超え、まだ増加中だ。

米有力紙は国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長を「ぼったくり男爵」と痛烈に批判した。
おまけに今月17日の来日予定が「来日はむずかしい」(オリパラ組織委員会、橋本会長)とのこと。
コロナが怖くて来ない可能性が高いらしい・・・
緊急事態宣言も5月末まで延長。もはや「詰んだ」状況ではないのか。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/102934
(5/8 東京新聞)
署名サイト「Change.org」でインターネット上での署名集めを始めた宇都宮健児弁護士(74)は、
◎医療崩壊で入院もできずに家で亡くなるなど、救える命が救えていない。こんな状況で五輪開催を強行されても、国民は歓迎できません
◎遅れたワクチン接種、現場では看護師や医師らの人手不足が指摘されている。にもかかわらず政府は五輪のために医療従事者の大量派遣要請まで言い出した
◎不足する医療従事者を五輪に割くことは、コロナ禍で疲弊した医療関係者をさらに苦しめ、五輪にかかわる人々の命も危険にさらす。『平和の祭典』という五輪の理念にも反する
また、長年、反貧困を掲げて活動し、連休中もNPOなどが生活困窮者のために食糧配布や生活相談を行うイベント「大人食堂」会場で相談を受けていた宇都宮氏は、
◎「コロナ禍で若者、女性、外国人の困窮者が増えた。2008年から09年に日比谷公園で開かれた『年越し派遣村』とは比べものにならないほど貧困が進んだと実感した」
◎「人々の命と暮らしを守ることが政府・自治体の本義なら、一刻も早く開催中止を宣言し、窮乏にあえぐ人々に資源を割くべきではないか」
署名とともに寄せられたコメントには、
◎「もう、医療は崩壊しているのに、オリンピックをやる意味がわからない」
◎「国民の犠牲の上で開かれる祭典になります 早く目を覚まして」
◎「オリンピック中止こそ最大のコロナ対策」
などの批判が目立つようです。
当然とえば当然。
しかし、
菅首相は5月7日の会見で、東京五輪・パラリンピック開催については「国民の命と健康を守り、安心、安全の大会を実現することは可能だ」と強調した。
やっぱり頭の中はお花畑のようです。