https://toyokeizai.net/articles/-/414451
(3/4 東洋経済オンライン)
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感染症流行の先行指標として下水の分析があります。地域の排泄物が集まるからです。
スペインのバルセロナでは、2019年3月に採取した下水のサンプル、ブラジルのフロリアノポリスでも11月採取の下水サンプル、イタリアでは12月にミラノとトリノの下水から、それぞれ新型コロナウイルスやウイルスの痕跡が検出されました。
新型コロナウイルスの痕跡は、武漢の感染爆発の公式発表よりも数カ月前までたどれるのです。初期症状がインフルエンザとまぎらわしいので、そうした感染者や死者にまぎれていた可能性もあります。
強毒性の「コロナ3兄弟」、重症急性呼吸器症候群(SARS)、中東呼吸器症候群(MERS)、そして今回の新型コロナウイルスとなるわけですが約10年ごとに発生しています。
ということはこれから約10年後の2030年頃にまた強毒性の新新型コロナウイルスのパンデミックが起こる可能性があります。
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世界の地域により重症化や死亡者の数の多い少ないがありますが、絶滅したネアンデルタール人の遺伝子を受け継いでいる割合が多い地域が重症化リスクを高めているということが一つの可能性として考えられるということです。
ネアンデルタール人から継承したある遺伝子の保有者は、ヨーロッパでは約に16%に対し、南アジアでは地域によって約50%に達し、東アジアではわずか4%です。これが東アジア諸国・地域で重症者が少ない理由とも考えられるとのこと。
いずれにせよまた10年後何か起こるかもという前提で過ごした方が良さそうです。